マルチベンダーのHEMS
家電製品メーカーを意識しないHEMS
大手家電メーカーのHEMS、自社製品との連携が特徴なのですが、自社以外の製品と
連携するのは当然苦手な?(・・・出来ない)ものが殆どです。
自社製品で完結したい家電メーカーさんとして、仕方無い方針なのはよく分かるのですが、
やはりご家庭内でどうしても家電機器を揃えることが出来ないご場合が多くあるのが現実です。
そんな中、色々なメーカー製品が使用出来るマルチベンダーのHEMS用分電盤が有るの
をご存じでしょうか?
enステーションEcoEye と 通信計測ユニット
HEMS用分電盤とはどのような物でしょう?
簡単に説明すると、盤内に計測センサーを内蔵し、組込んだ通信計測ユニットとHEMSの
システム間は配線か無線で接続して電力使用量を見える化するものです。
分電盤でおなじみの河村電器産業が 「enステーションEcoEye」 と言う名前で販売しています。
同じような構造の分電盤をパナソニック社がHEMSシステムの中でスマートコスモと言う計測機能
内臓型分電盤として販売していますが、こちらはパナソニック専用品・・・。
マルチベンダー対応
大きな特徴は、河村電器産業がHEMSのシステムを用意していない事です!? システムは・・・
これが他社のHEMSシステムとは異なる部分で、河村電器産業は分電盤のみをHEMSで
お馴染みの「ECHONET Lite」対応にて製品化し、HEMSの見える化部分に関しては十数社
のシステムメーカーが独自に分電盤へ対応させた製品を開発し、販売しています。
多様なHEMSサービス
マルチベンダーHEMSの特徴は、各社の考え方や方向性が出た面白い仕上がりになっていて、
データを利用した生活改善から、色々な機器をリモコンで接続できるようしたり、当然インターネット
接続によるクラウド情報サービス など、多岐に渡った盛り沢山な内容になっています。
HEMSに生活を合わせるのではなく、生活に合ったHEMSを選択出来るかもしれませんよ。