技術紹介

ZEHは新築だけではない


ZEHの今後はどうなる?

昨年11月に、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会 2016
(主催: 経済産業省 資源エネルギー庁、執行団体: 一般社団法人 環境共創
イニシアチブ)があり、現状のエネルギー状況と見通しや、ZEH支援事業などに
ついての調査内容が公表されています。

zeh%e6%94%af%e6%8f%b4%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e7%99%ba%e8%a1%a8%e4%bc%9a2016











これを見ると、平成27年に発表されている 「ZEHロードマップ検討委員会・とりま
とめ」からの進捗状況なども分かるのですが、やはり気になるのは今後のZEH化
の流れがどうなるのかですね。 その中でも、今後の課題として取り上げられてい
るのがZEH化が進まずに取り残された感じの既築住宅のZEH化です。

既築住宅のZEH化?

既築住宅については、実は取り残されている訳ではなく、ちゃんと色々な検討もさ
れています。 以前に行われた官民対話 (平成27年11月26日) では、省エネリフ
ォームについての発言で、新築戸建て住宅のZEH化とともに、省エネリフォームを
倍増する、としています。 つまり、なかなか進まないのも分かっている訳です。

20151126_%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e6%8a%95%e8%b3%87%e3%81%ab%e5%90%91%e3%81%91%e3%81%9f%e5%ae%98%e6%b0%91%e5%af%be%e8%a9%b1

















進まない理由? なぜかと言えば理由は簡単。 新築よりも改修部分の仕様選択
が難しく、さらに色々な設備の導入で、ZEH改修工事費用が新築の 85%程かかる
ことでしょう。 そこで、前述の、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表
会 2016 ではZEHの普及に向けた取り組みのほかに、「ZEH支援事業について」
の中で 「既築改修ZEHの可能性検証」 がされています。 この中では新築に比べ
全体改修による費用の高額化の課題について、少しでも抑える方法などについても
検証されています。

2020年には新築戸建住宅 の 50%が ZEH化ですから、当然その動きの中で既築も
リフォーム/リノベーションから省エネ~ZEH化を積極的に進めないといけない時期
が来ているということでしょう。

その内容はリフォーム? リノベーション?

新築と同程度かそれ以下の水準でのリフォームで満足されますか?
せっかく手を加えるのなら、今以上の省エネ性能でのリノベーションをした方が良い
に決まっていますよね。 省エネだけでなく、暮らしの快適から健康生活までつなげ
ることが出来ますから。

そんな生活のお手伝いが出来る情報をご案内したいと思っています。

デンセンのHEMSスタジオで!