技術紹介

HEMSで支える スマートグリッド


スマートグリッド (次世代送電網)

スマート・グリッドSG 聴きなれない言葉だと思いますが 『次世代送電網』 を表します。
これは今までのように、電力会社から電気を送電するだけの一方通行な送電網ではなく、
スマートメーターやエネマネシステムなどによる通信・制御機能を活用し、停電防止や送電
調整などのほかに、多様な電力契約の実現や人件費削減等も可能にした賢い送電網と
言われています。

数年前より実用化に向けた小規模な送電網で、実証実験などが行われてきました。現在は
実用化のために、家庭用電力メーターのスマートメーター化や、連携してエネルギー管理を
支援する家庭用エネマネシステムの HEMS 導入促進が進められています。

スマートグリッド化されると、どんな事が可能になるのでしょう。
電力の安定供給はもちろんの事、電力の品質維持、余剰電力の配分、太陽光発電などに
発生する ”電圧抑制”のコントロール、電力負荷の平準化、省エネ、電力会社側から使用を
制限(カット)出来る機能とこれを利用した電力使用制限契約による遠隔制御、当然人件費
の削減まで。

かなり盛り沢山です!


スマートグリッド













スマートグリッド
はこのような、スマートメーターや HEMS の通信・制御機能を利用して、
従来型の電力系統では出来ない、発電と需要の調整が可能な「次世代送電網」として
期待されているのです。

このようなシステムがなぜ必要なのでしょうか、一番の大きな理由は・・・

電気は 『貯められない』 !からです

電力会社は需要(消費)に合わせて需要家へ供給(発電)をする事になっています。
しかし、当然ですが供給能力を超えて電力を供給することは出来ません。

電気は貯められない-1















発電した電気は「貯められない」ので、需要に対して供給能力が不足してしまった場合、
最悪の場合は停電する事も考えられます。

電気は貯められない-2
















このような、予測不能な事態を回避するためにも、電力の供給量と需要を調整する事の出来る
スマートグリッド 次世代送電網』 の構築が考えられてきました。

スマートグリッド化に必要なスマートメーターですが、2020年代の前半には、おおよその
電力メーターのスマートメーター化が完了して HEMS と連携し、送電網のスマートグリッド
が進んでいくものと予想されています。


詳しくはデンセンのHEMSスタジオで!