電力の自由化とHEMS
いよいよ始まる電力の自由化
2016年 4月から電力の小売りの全面自由化が始まります。
これは国のエネルギー政策が基本になっていて、電力の小売りを自由化するだけでなく、
2030年に向けてのエネルギーミックス(基本構成と配分のようなイメージ)を考えた上で、
省エネを進めながら再生可能エネルギーや原子力、石炭火力などをバランスよく導入する
流れを考えているようです。 (難しい話は別の機会に・・・)
再生可能エネルギーではあなたの売電している太陽光発電もその電力の一部になります。
自由化と言っても、国の大事な基本エネルギー(電気)ですから、安全性や安定供給は
当然のこと、経済効率性や環境適合まで考えて進められています。
私たちにはどのような事、何が起きるのでしょうか、またどうしたら良いのでしょう?
目的は消費者の利益と新ビジネス(サービス)の創出
「電力の自由化」 ですから、電気は今までのように居住地域の電力会社だけではなく
色々な会社から自由に契約・購入する事が出来るようになります。
自由と言っても、ちゃんと国に登録された事業者が販売するのですが、事業会社の登録
申請は現在のところ 100社を超えていて、各方面からの参入が新聞紙上でも発表されて
いるのは皆様ご存じのとおりです。
自由化で経済効率?、これは消費者の利益とこれを利用して事業者の競争力を高め
ながら新ビジネスの創出までと言う、経済効率性を考えた幅広い目的を狙っています。
さらには、デマンドレスポンスなど需要抑制に向けた取り組みや、スマートメーターを
使ったデータの活用で新しいサービスが生まれる事も見込まれています。
消費者(需要家)の準備?
何だか判りにくい話の内容で、結局はお金・・・?
自由化でやはり消費者が一番気になるのは価格ですが、今回は単純ではありません!
新しい事業者の参入によって色々な料金プランが出て来る事が予想されています。
例えば携帯電話のように自宅でのエネルギーの使い方に合わせた(もっと細かい時間
帯別)料金プランや、電話料金など他の物とのセットによる割引プランなど、さまざまな
料金体系が予定されているようです。
さらに事業者を選択して契約変更しなければいけないのですが、今までの契約を変更
する手続きが簡単かどうか とか、実質的なキャッシュバックに繋がるポイント付与などは?
また、付随する情報サービスはどうか、その細かい情報を正しく・判りやすく伝えてくれる
事業者か?など、色々な事を検討しなければいけません。
選択肢が多岐に渡りますので決めるのも大変ですね、消費者としては悩ましいところです。
焦らずに様子を見ながらとか、少し落ち着いた頃に口コミ評価で選んで、と言う方もいらっ
しゃると思うのですが。。。
でも、ちょっともったいないですね!。
電力の自由化もHEMS
こんな時にご自分の家にHEMSが設置されていればどうでしょう?
エネルギーの時間帯別の使い方や、自宅でのピーク把握、省エネした方が良いと
思われるエネルギー機器などなど、色々なことがHEMSの見える化で把握出来て、
自由化で出現する選択肢に簡単に対応できるようになります。